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かんぽ生命の不祥事!内容を分かりやすくまとめてみた!

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不適切な販売方法があったという不祥事で、世の中がざわついた「かんぽ生命」

2021年4月から、本格的な営業活動が再開のようです。

まず、かんぽ生命とは、日本郵政グループのひとつで、郵便局に業務委託を行っている生命保険会社のことです。

ではいったい、どんな不適切な内容だったのか。詳しくまとめてみましたので、最後までごゆっくりご覧ください!

 

かんぽ生命はこんな事をやっていた!

 簡単に言うと、かんぽ生命は、契約者に対する「不利益な契約」をやっていたようです。

 それが発覚したのが2019年6月。郵便局の職員が、高齢者に対して強引な形で契約者が不利益となる契約変更や、保険の乗り換えをやっていたことが次々と発覚しました。

 発覚した時点で被害件数が、2万3900件になっていたそうです。

 

次々に発覚した不利益な契約の内容をまとめてみました。

 

まず、旧契約を解約後、新契約を断れらたという事例がおよそ1万8000件。

 言われた通りに契約したのに、告知義務がされてないという理由で、保険金の支払いをしない。契約解除もあったという、支払い拒否がおよそ3000件。

 そして、特約の切り替えなどで良かったのに、契約自体を乗り換えさせるという事例がおよそ2万6000件。

補償の内容や、期間は変わらないのに、予定利率(※)が悪い契約に乗り換えているという事例が1万5000件。

 (※予定利率とは、保険会社が保険金を支払うための積み立て金のことです。利率は保険会社が決めています。予定利率が高ければ、保険料は低くなり、低ければ、保険料は高くなります。)

 

次に、なかなか悪質なのが、保険料の二重払いです。旧保険契約と、新保険契約の二重契約で6ヶ月以上も保険料を二重に支払させられたという事例が7万5000件もあります。

そして最後に、旧保険契約から新保険契約に切り替わるとき、3ヶ月以上も保障がない期間があったという事例が4万6000件ありました。

もうこれは、不適切な販売という言葉では足りないくらい、悪質な話だと思います。

 

この件の発覚を受けて、かんぽ生命は1年9ヶ月間、本格的な営業活動を控え、2020年10月から、かんぽ生命の顧客に対する「おわび活動」を開始していました。

 

 かんぽ生命の不祥事、なんでこんなことになったの?発覚が遅れたのはなぜ?

なぜかんぽ生命は、このような不適切販売をしたのでしょうか?

かんぽ生命は、養老保険・貯蓄性保険という保険を主に成り立っていったようです。それが、低金利などが原因で販売が低迷したことが過剰ノルマにつながったようです。

 

そして、発覚が遅れた原因はすこし切なくなるような理由がありました。

高齢者の方は、年金の受け取りをゆうちょ銀行にしているので、郵政グループには馴染みや信頼があるんですよね。

 郵便局に行くことも増えて、郵便局の職員さんが名前を覚えてくれるようになったりするんです。

 

それに、毎日のように郵便物を届けてきてくれてお世話になっている。という理由から、「契約内容もよく理解できないまま、おまかせのように契約してしまっていた。」

 それが、今回のかんぽ生命による、不適切販売の不祥事なんです。

 

私たち日本人は、郵便局の職員さんと聞くと、少し安心したりしませんか?

信頼していたがゆえに、起きてしまったんですね。

 

人の良心を利用した、そして、人の命にも関わる大変な問題だったと思い知りました。

 

不適切な販売が行われた背景に、郵便局員は、保険の営業をすると思わずに、就職をした」ということも理由にあるようです。

 

そして、不慣れな営業と、過剰なノルマに追われ、不適切なやり方をするしかないところまで追い詰められていたんですね。

 

今回の営業活動再開の記者会見で、かんぽ生命の千田哲也社長は、「以前の様な、目標ありきの営業に戻るつもりは金輪際ない。」と顧客に寄り添った営業への決意を語っていたそうです。

 

問題発覚前には、2889万件あった契約数が、2020年12月には、2537万件まで減少したそうです。

 

これでも減ってない方だと私は思いました。やっぱり保険の解約はあまりしたくないこととと、日本郵政への信頼の厚さが理由なのかなと思います。

こういう目に合わないためにはどうすればいいのか?

悪いのは不正な契約を持ちかけた方ですが、こういう事態を防ぐためにはどうすればいいのでしょうか?

 

今回のかんぽ不祥事が起きた原因のもうひとつが、契約者が契約内容を把握出来ていなかったことがあげられています。

 

保険って難しいですよね。何度話を聞いても、契約書を読んでも、全てを把握したり、自分に合ってるかを見極めることはやはり専門的な知識がないと厳しいと思います。

 

だから、信頼した営業の方におまかせしてしまうんですよね。

 

なので、最低でも「保険がおりる範囲」と「保険がおりる金額」と「保障期間」だけでも把握しておくといいんだそうです。

 

少なくとも、不利益な契約をさせられてしまっても、発覚は早くなるんですね。

それくらいは当たり前に把握してるという契約者の方は多いと思いますが、今一度確認してみるといいかもしれません。

 まとめ

 今回のかんぽ生命による不祥事の件をまとめてみましたが、私も今一度、保険を見直そうと思いました。

 

私は、全く保険の事が理解できないタイプなので完全におまかせしてしまっていて、契約書をしまったままにしていました。

 

「大手だから」、「知り合い」だからと安心しすぎずに、信頼していても『念のため』という気持ちで確認をすることは大事なことですね。

 

そして、親(家族)の保険の確認も必要です。今回は、高齢の方が多かったということで、息子さんがたまたま見つけたというケースもあったそうです。