ウーバーイーツ配達員の平均月収は?時給に換算するといくら?
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ウーバーイーツ配達員は、どのくらい稼げているのか?
この記事では、ウーバーイーツ配達員の報酬の仕組みを説明しながら、そんな疑問にお答えします。
ウーバーイーツ配達員は稼げない?月収・時給への換算額
後述しますが、ウーバーイーツ配達員の報酬は、時間帯、地域、天候によって左右されます。
また、注文が入るかどうか、無駄の無いルートで配達できる組み合わせで注文が入るかという、単純な「運」に左右されるお仕事です。
そのことを踏まえて、ざっくりとですが、配達員の報酬を計算してみましょう。
配達員の報酬は、時給に換算すると、1,200円~1,600円ほどになります。
まず、フルタイムでサラリーマンが本業である人が働くケースを考えてみます。
土日のどちらかに八時間を費やし、平日のうち三日間、仕事終わりに二時間働いたと仮定します。
・14時間/週×4=56時間/月
・1,200円×56時間=67,000円/月
次に、ウーバーイーツ配達員の仕事のみをしている人のケースを考えてみます。
通常の労働条件と同じ、週40時間と仮定します。
・40時間/週×4=160時間/月
・1,200円×160時間=192,000円/月
結構な額になりますね!
ただしこれは、働いている時間滞りなく配達注文が入り、なおかつ配達を無駄なくこなした場合のざっくりとした計算です。
では、続いて配達員の報酬の仕組みを説明します。
ウーバーイーツ配達員の報酬の仕組み
ウーバーイーツ配達員は、雇用関係ではないので、「給料」ではなく「報酬」というものを受け取ります。
報酬の計算方法は、下記の通りです。
【基本料金】×【ブースト】+【クエスト】-【手数料(5%~10%)】=報酬
基本報酬は、地域によって違う
基本報酬は、【受け取り料金】+【受け渡し料金】+【距離料金】で計算します。
それぞれ、地域によって金額が異なります。
関東 神奈川 西日本
受け取り料金 265円 250円 215円
受け渡し料金 125円 120円 105円
距離料金 60円/km 60円/km 60円/km
手数料 10% 10% 10%
関東……東京・埼玉・千葉
神奈川……横浜・川崎
西日本……大阪・京都・神戸・名古屋・福岡
受け取り料金とは、レストランから料理を受け取った場合に発生する報酬です。
受け渡し料金は、配達して、注文者に料理を受け渡した時に発生する報酬です。
距離料金は、配達元と配達先の距離に応じて、1kmにつき60円発生する報酬です。
ウーバーイーツ配達員は時間帯や天候によっても、報酬額が変わる
ウーバーイーツには、「クエスト」と「ブースト」という仕組みがあります。
二つ合わせて、「インセンティブ」と言います。
クエストとは、一定期間の中で指定の配達件数を満たすと支払われる、ボーナスのようなものです。
ランダムに発生し、アプリの画面上に表示されると、チャンスと思い頑張る配達員も多いです。
具体的には、「4月1日12:00~4月1日15:00の間に、4件配達したら500円、8件配達出来たら報酬は1,080円、12件配達したら……」という感じです。
「5日間で100件」というようなクエストもあり、配達員の間では「日またぎクエスト」と言われています。
この場合、件数で行うクエストですので、配達員は長距離の配達に当たると不利になります。
(配達先は、レストランで配達物を受け取ってからでないと分からない仕組みです)
長距離の配達には、長距離で貰える距離料金がありますが、件数でこなす件数クエストの方が、効率よく稼げる仕組みです。
よくツイッターなどで、急いでいる配達員、無愛想だったり、暴言を吐いたり……などの酷い配達員の話を見かけますが、こういったクエストをこなしている最中ですと、気持ちに余裕が無くなり、かなり急いでいる可能性があります。
ブーストとは、時間帯やエリアの状況によって、配達報酬自体がアップするものです。
注文が集中する時間帯、集中するエリアが発生すると、報酬が10%~20%上乗せされます。
例としては、オフィス街エリアの11:45~12:45(ピークタイムと言います)の時間帯は、お昼休憩のための注文が殺到しますので、報酬が20%アップ、といった具合です。
また、雨の日や猛暑の日、雪の日など、外出を皆が控えるような状況だと、注文数は増えます。
配達員にとっても過酷な状況ですが、そんなときは稼ぎ時でもあるのです。
クエストもブーストも、配達員のアプリの画面上に発生し、配達することで自動的に適用されます。
全員に発生するというわけではなく、運営側の方である程度対象となる配達員を選んでいるということがわかっていますが、基準は明らかにされていません。
ウーバーイーツ配達員にチップ制度が導入された
日本にウーバーイーツが導入されたばかりの頃はありませんでしたが、2020年4月のアップデートで、「チップ機能」が実装されました。
これにより、注文者は料理を受け取った後、代金の5%~20%を配達員に上乗せして払うことができるようになりました。金額は自由に入力することもできます。
これも、配達員の収入になります。
金額はウーバーイーツに差し引かれることなく、ダイレクトに配達員に支払われます。
ウーバーイーツの大元であるアメリカでは当たり前のチップ制度ですが、日本ではまだまだ馴染みが薄いチップ制度。
わざわざ多く払うなんて、抵抗があるかもしれません。
でも、質の良い配達員に何度も料理を運んでもらっているうち、その人を応援したいという気持ちになったら、気持ちよく払ってあげましょう。
おわりに
ウーバーイーツは稼げるのか?という疑問にお答えしました。
結論としては、完全なる自由業のため、個人の頑張りがそのまま反映されるということです。
ウーバーイーツだけで食べてくことも不可能ではありませんが、天候や注文数などの状況によって左右されることは確かです。