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平年並み・例年並の気温の意味とは?

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 天気予報をみると毎回のように聞く「平年並」という言葉ですが、だいたいいつもと一緒ってこと?いつもっていつ?いつもとは違う気温だけど・・という疑問が湧いていませんか?

 今回は、そんな「平年並」や「例年並」の意味についてまとめてみました!

平年並とは?

 まず、よく耳にする「平年並」についてご紹介します!

 平年とは、平年値のことを言います。平年値とは短く説明すると、細かい気象条件の平年の値です。

 平年値とは、過去30年間の観測値を平均したもので、気象庁や、民間気象予報会社なども共通して、平年値を基準に天気を予報しているんだそうです。

 30年のデータを元にして、さらに年々変化する気候に合わせて10年毎にデータも更新された上で、はじきだされたものなんですよ。

 平年並はいつも最新の値なの?

 この平年値ですが、毎年更新されるわけではないんです。

 日本では1950年以降、10年おきに過去30年間の観測値の平均を、観測値として利用しています。

 項目は、気温・降水量・日照時間などから、桜の開花、うぐいすの初鳴きまでたくさんあります。

 たとえば、2020年まで10年間の平年値は、1981年〜2010年までの30年間の平均から、平年値を出しています。

 この30年間と比べて、平年に比べて高いのか、低いのか、多いのか等が決まるんですね。

 そして、2021年は、10年に一度の更新の年なんです!

更新されるとどうなる?

 2021年5月19日から、平年値が更新されますが、更新することによって、何が変わってくるんでしょうか?

 更新されると、平均値を算出する対象は、「1991年〜2020年」のデータになります。

より、私たちの肌感覚に近い、今の気温などに近付く平均値になると思われます。

 温暖化の影響などによって、気温の平年値は0.1度〜0.5度上がることや、降雪が少なくなる予想があるようですね。

 降水量については、2010年代は雨が多かったので、特に夏の西日本や、秋・冬の太平洋側では、10%程度平年値が上がることも予想されています。

 2020年までは、「平年並でしょう」と天気予報などで言われていたことが、2021年5月からは、「平年並み」と予報されることもあるので、しばらく少し違和感を感じるかしれないと感じました。

 平年並みって?

 注意して聞いて欲しいのが「平年並み」です。

1ヶ月予報で平年並みという表現を天気予報でされることがあります。

 平年並みとは、1ヶ月全体を通じて「平年並み」という言葉を使う場合があります。

 その場合、前半・中頃・後半で気温が乱降下したとしても、1ヶ月の平均が30年の平均と同じであれば「平年並み」ということになります。

 なので、「今月はずっと暖かいから」とか油断してると、困ることになるかもしれないんですね。

 そして、いつかは「異常が平年並みになる」ということも頭に入れておいた方がいいかもしれません。

 毎年「平年並み」だから、温暖化が進んでないわけじゃないということですね。

じゃあ、例年並みって?

 例年並みとは、基本的に気象情報では使われない言葉なんだそうです。

 例年並みとは、定義のない、あいまいなもので、気象庁の定義では、「いつもの年」という意味なので、「例年だと、この季節には・・」や、「例年通りの田植えシーズンをむかえましたね」など、普段の生活で使う言葉なんですね。

 難しい言葉を使えば、「気象庁が発表する報道発表資料や、予報会移設資料などに用いる」ものがこの、例年並みなんだそうです。

 平年値のデータってどうやって集めてるの?

 平年値のデータですが、まず「A M e DAS(アメダス)」があります。よく天気予報などで耳にしますよね!

 アメダスは、無人の観測設備で、全国に1300箇所(やく20キロ四方に1つ)設置してあります。

 24時間365日、もう40年以上、気温・雨・風を測っているそうです。

 もうひとつは、気象管署とよばれる地点があります。

 ここは、有人の観測所で、全国に155箇所存在します。当番制で交代しながら観測をしていて、明治時代から140年以上続いているそうです。

 (気象庁のホームページから過去の気象データが無料で見ることができるので、気になる方は一度ご覧になるといいかもしれません!)

 なので、天気予報などで耳にする、「100年ぶり」や、「70年に一度の・・」という言葉は、ここで観測されてきたデータの基づいたものなんですね。

 更新されて変更されたことは?

 観測には、「生物季節観測」というものがあります。

桜の開花や、ウグイスの初鳴きなどのことですね。その対象に大幅な変更があるようです。

 今までの観測対象は、植物34種・動物23種でした!

 それが、2020年いっぱいで9割が廃止されて、6種目のみになります。

 原因は、都市化が進み、限られた人員で動植物を探すのが難しくなったことなんだそうです。

 そして、「季節の変化を知らせる」という意味で、春を知らせるという理由から観測しってきた「ウグイスの初鳴き」も観測される時期が大きくズレたということも理由にひとつのようです。

 これは、動植物の生態観測ではなく、気象観測の一環として季節の変化を知られるために、続けられてきたんですね。

 まとめ

 今までは、平年と聞くと「過ごしやすい気候」と勘違いしていました。なのに、大雪が

降ったり、猛暑だったりして、温暖化のせいで天気予報がはずれたのか」くらいに思ってたのですが・・

 こんなに大きなデータから算出されているなんて、びっくりでした!しっかり知識をつけた上で天気予報を改めて見ようと思います!